独立行政法人海洋研究開発機構に対する考察。

この記事の続きですよ。

そもそもこの人たちは何をしてるのか?
ということで、配布資料,午前の部9より抜粋。
原文はこちらから。

目的(何のために)

本事業は、人類史上初の海底下7,000m級の科学掘削による試料採取を可能とする「ちきゆう」を建追.開発するとともに関連技術を開発し、日米主導の統合国際深海掘削計画(lODP)の国際枠組.国際共同プロジェクトの下、米国や欧州の従来型掘削船とともに海底地殻を掘削するものであるOまた、掘削により得られる試料の物性計測や掘削孔内の直接計測等を行うことによって、これまで得られなかった地球内部の試料、データを取得する。これらの試料等の活用により、地震発生メカニズムの解明、防災、減災、新たな海洋エネルギー資源の開発、環境対策、生物資源、遺伝子資源の産業応用等に貢献することを目的とする。

事業/制度内容

○今後30年以内=発生する確率が60-70%とされている東南海地震(海溝型巨大地震)の想定震源域のプレート境界を掘削し、採取された地殻試料の物性計測や巨大地震発生帯における断層の直接計測等を行う。得られたデータ等をシミュレーション研究等に活用し、基礎研究分野の発展、地震発生に関するメカニズムの解明、地震発生予測の高度化、地震速報の-層の早期化につなげ、防災減災に貢献する。

メタンハイドレート層等の掘削により試料を採取し、物性を言計測する。得られたデータは、海底資源の生成メカニズムの解明など基礎研究分野の発展や新たな海底エネルギー資源の開発に貢献する。

○地球の歴史を示すデータベースの一つと言える深海底の堆積物を掘削.採取し、その物性を計測する。得られたデ-タは、急激な気候変動などの原因解明や将来に亘る地球環境予測の高度化など、環境対策に貢献する。

○高温.高圧の地殻内で生息する極限環境微生物を採血し、有用微生物の発見等を行う。これらの微生物は、医薬品、新素材開発等の産業応用に貢献する。

○「ちきゆう」の運航を通じて、国内掘削技術者の人材育成を推進するとともに、我が国独自の海洋資源掘削技術の蓄積を図る。

引用終了

要点まとめ。

深海を研究することによって
地震のメカニズムを研究→防災
・極限環境微生物について研究→産業応用
・地球の内部構造の研究→環境対策
・新エネルギーの研究→産業発展

などがあげられる。

教育や科学の発展には、金に糸目をつけるべきでないと思う。